写真を撮りましたか?Mushbyアプリで瞬時にキノコを識別
アプリを開く説明
スギヒラタケ(Pleurocybella porrigens)は、ヒラタケ科スギヒラタケ属に属するキノコの一種です。その純白で薄い傘が天使の翼に似ていることから「エンジェルズ・ウィングス」とも呼ばれます。かつては食用キノコとして広く認識されていましたが、2004年以降、日本において急性脳症との関連が疑われる事例が報告され、現在では食用不適とされています。特に腎機能障害を持つ人や高齢者において重篤な神経症状を引き起こす可能性が指摘されています。
識別方法
- かさ
- 傘は直径2〜10cm程度で、薄く、純白色からクリーム色を呈します。表面は滑らかで、湿っているときはやや粘性を持つことがあります。縁は薄く、波打つことがあります。幼菌時は巻き込みますが、成熟すると平開します。
- ひだ
- ひだは白色で密に並び、傘の基部から放射状に伸びています。柄に直生または垂生します。成熟するとややクリーム色を帯びることがあります。
- 柄
- 柄はほとんどなく、あっても非常に短く、側生または痕跡的です。傘の基部が直接基質に付着します。白色で、表面は粉状または微細な毛で覆われることがあります。
- 肉質
- 肉は白色で非常に薄く、柔らかく、もろいです。ほとんど匂いや味はありません。
- 子実体
- 子実体は白色で、薄く、扇形または半円形をしています。柄はほとんどなく、側生または痕跡的です。群生することが多いです。
- 生息地
- 主に針葉樹の倒木や切り株に発生します。特にスギ、モミ、トドマツなどの枯れ木を好みます。単生または群生し、しばしば重なり合って発生します。
重要な事実
- 傘の表面: 滑らか、湿潤時はやや粘性
- 成長形態: 側生、群生
- 胞子紋: 白色
- 体の色: 純白色からクリーム色
- 匂い: ほとんどなし
- 切り傷の変色: 変色しない
- 高さ: 該当なし(柄がほとんどないため)
- かさの直径: 2〜10cm
- 栄養の取り方: 腐生菌
有毒
致命的スギヒラタケは、かつては食用とされていましたが、2004年以降、日本において急性脳症との関連が強く疑われる事例が複数報告され、現在では食用不適とされています。特に腎機能障害を持つ人や高齢者において、摂取後数日から数週間で意識障害、痙攣、麻痺などの重篤な神経症状を引き起こし、死亡に至るケースも報告されています。毒性成分の特定には至っていませんが、摂取は避けるべきです。
毒素の種類: 不明(神経毒性を持つ可能性)反応の種類: 神経毒性
クイックチェック
- 匂い: ほとんどなし
- 子実体形成: 秋から初冬
- 基質: 針葉樹の倒木、切り株
見つかる場所
針葉樹林
スギ、モミ、トドマツなどの針葉樹の倒木や切り株に発生します。湿度の高い環境を好みます。
高山帯の針葉樹林
特に高山帯の針葉樹林で多く見られますが、低地の針葉樹林でも発生します。
発見のコツ
発生時期
主に秋から初冬にかけて発生しますが、地域によっては春にも見られることがあります。特に晩秋の湿潤な時期に多く発生します。
基質
必ず針葉樹の枯れ木に発生します。広葉樹には発生しないため、基質を確認することが重要です。
群生
単生することもありますが、多くは重なり合って群生するため、見つけやすいです。
類似種
ヒラタケ
Pleurotus
別名: オイスターマッシュルーム
ウスヒラタケ
Pleurotus
別名: ホワイトオイスターマッシュルーム
学名分類
- 門
- Basidiomycota
- 綱
- Agaricomycetes
- 目
- Agaricales
- 科
- Pleurotaceae
- 属
- Pleurocybella
